よくあるご質問Q&A

良くある質問Q&A

ガラスドア・ガラス壁・輸入サウナ

ドアや壁を耐熱ガラスにした1-2人用の高温サウナはオーダー出来ますか?

ガラス張りの高温サウナは個人様や設計事務所様から非常に多くのお問合せやご相談を頂きます。正面の壁とドアをガラスにし圧迫感を無くしブラックフレームに合わせ意匠を統一したい。または天井をガラス張りにして星空を観ながら等です。
サウナ室内を100℃前後でキープできる高温サウナの正面パネルやドア・扉に放熱性の高いガラス面を多用するとガラスドアから常時放熱しサウナ室内の温度が上がりません。上下温度差も大きく温熱体感は良くありませんので1-4人用サイズの場合はガラス多用サウナは対応できません。
コンパクトなサイズのガラスドアのみ(壁は全て木・ドア木フレーム※フレームレスガラスドアは不可)でしたら1500×1500×1800以上の容積があればやしたらおすすめは致しませんが対応可能です。
スチームサウナや遠赤外線パネル式サウナは室内温度40-65℃と低温~中温ですので耐熱ガラスを多用しドアもフレームレスの大型ガラスドアを使いますが、ガラス面積の大きな高温サウナ 例えば2人用1300×1300×H1800サイズでドアも含む壁一面のガラス張り又はガラスドアの場合で残り三面の壁と床・天井が断熱性の高い壁で囲ってあったとしても温度が上がらず熱効率が非常に悪く、設置している部屋にも熱が逃げて部屋の温度が上がってしまいます。

高温サウナは断熱性能・保温性能と室内の容積とヒーター能力とのバランスが非常に重要です。そしてサウナ全体のバランスが全て整った上で最も重要と言えるのは「ドア・扉一式(ドア枠・ドアフレーム・戸当たり)」です。
ドア・扉はサウナ室内側とお部屋の表と裏で100度近い温度差が生じる訳ですから温度差によるドア全体への影響で「ドア・扉に反り・ゆがみ・割れ」が生じます。
「高温サウナは、一般的なドアと違い開閉時の熱逃げを抑える為に最小限のコンパクトサイズでドア周りも含めた極端な強度と断熱性能・保温性能、そして熱を逃がさない為の気密性を高める戸当たり圧着が必要」です。
耐熱・強化ガラスの厚みは6-10mm程度で断熱能力が低く、高温ロウリュ檜の断熱材を充填した「木製壁の厚みは75mm・木製ドアの厚みは60mm」「ガラスドアの7~10倍の厚み」があります。また隙間が出来るガラスドアと違い、ドア・扉からの熱逃げを抑え込む為に蝶番も特殊な調整可能なスプリング蝶番でドアを閉めた時に戸当たりに圧着させ気密性を高めています。高温サウナのドアは断熱性と開閉時の熱逃げ等、熱損失の削減のための徹底的な対策を講じています。確かにサウナ内が透けて見え圧迫感が少ない等の見栄えは良いですが、断熱性に乏しく放熱性の高いガラスを正面パネルやドア・扉を高温サウナで使用するとサウナの性能を下げるだけでメリットはありません。サイズ・容積にもよりますが、1500×1500×1800以上の容積の大きなサイズであればオーダーサウナの場合、TV用や景色を見る為のガラス窓の配置や木製ドア又はアルミドアのガラス面を大きくすることは可能です。

100℃以上の高温サウナでガラスドアを使いたい。何か方法はありますか?

サウナ室内の容量の大きな大型高温サウナの場合はガラスドアを使用できます。ガラスドア以外の壁・床・天井の断熱性能・保温性能と室内の容積とヒーター能力のバランスが全て整っていることが大前提となりますが、
1800-2000(W)×1300-1500(D)×1800(H)サイズ~大体1500×1500×1800以上の容積があればコンパクトな木又はアルミのフレーム付きガラスドアでしたらドア前のベンチは放熱が多く温度は下がりますが、サウナ室内全体の温度は上がり温熱体感もさほど悪くないでしょう。
高温サウナのドアが木製である理由は「断熱・保温性」「木製ドアを含むサウナ室内の木壁からの“輻射熱”」です。輻射熱はヒーターによる空間熱以外の「サウナ室の壁からの熱」です。空間熱+輻射熱により熱のこもり感から感じる温かみや高温でも熱の当たりが柔らかく感じます。輻射熱は温熱体感や満足度に大きく影響します。ガラスドアの場合は輻射熱も期待できませんし放熱は避けられませんが、容積の大きな大型サウナでしたら影響が少なくカバー出来ます。

条件としては出入り口ドアとヒーターを対局の位置に出来るだけ離して設置し、ガラスドア近くは放熱率が高いので温度は低くなりますからヒーター付近からベンチの中央辺りまでに座れば100℃前後になり問題ないと思います。
しかし、壁一面をガラス張りにするのは放熱率が高く難しくなります。容積の小さな1人用~3人用サイズ(目安1500×1500以下)の場合、ガラス面との利用者様の距離が近くなりますのでガラスドアや正面パネルをガラス張りにした高温サウナは諦めてください。輸入サウナに多いガラス多用サウナは60-85℃の常時水を掛けるスチームサウナ又はロウリュ専用サウナとして利用をしてください。

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